市場が意地悪していると感じたとき
市場はあなたのポジションのことなど関知していない。あなたが買っていても売ってもトレードしていなくても、関係ない。市場は、あなたやあなたのポジションに対する感情など一切ないのだ。
負けが続いたり、売ったポジションが逆行してホールドしていれば大勝になったり、その逆になったりしたときに、「市場がこっちを嘲笑っている」ような感覚を受けたことのある人は多いのではないかと思います。
市場に意思などないと思い出すことで、感情のブレを防げるということです。
勝ちポジションへの増し玉
「勝ちポジションを持っているときに、どこで利食うかではなく、どこで増し玉をするかを考えてはどうか」
彼は基本的にすべてをひっくり返せと教えてくれた。
これは使っている手法や個人のリスク許容度にも寄るのだと思いますが、勝っているトレードにさらにポジションを積み上げるのは心理的に難しいことです。
この本では積み上げの方法として、
- 同サイズのポジションを積み上げる
- 最初のポジションを大きめにして、積み上げるポジションは小さくする(たとえば半分など)
を推奨しています。
僕は今まで積み上げは同サイズのポジションでしかやってこなかったのですが、これは余程自信があるトレードにしかできなかったですし、積み上げたあとにビビってすぐ減らすことも多かったです。(それが結果的に良かった場合もありましたが)
2の方法を使うことで、もう少し心理的に余裕を持ってホールドできるようになれるかな、と思いました。
研究、研究、研究。。。
私はダウ平均のプライスアクションを18年以上研究している。そのなかで、最初の1時間に見られるトレンド日の前兆パターンをいくつか見つけた。その1つが、上に窓を空けた日の翌日に下に窓を空け、最初の1時間にその窓が埋まらないケースである。
(中略)金曜日は継続するトレンドができてトレンド日になることが多いことで知られている。特に、月初や月末の金曜日はその傾向が強い。
上記のパターンそのものが大事だと言いたいのではなく、結局、本当のエッジはとにかく研究して得るしかないのだと感じた部分でした。